マンションの知識に必要な資格【国家資格・準国家資格・民間資格】
マンションの購入から売却という流れの中で、様々な有資格者の方がマンションに携わっています。ここでは、マンションに焦点をあてながら、どのように関わっているのかをご紹介します。
管理業務主任者は国家資格で、マンションの管理業者が管理組合等に対して、管理に係る重要事項説明や管理事務報告を行うのに必要な資格です。分譲マンションの管理に関する専門家です。
マンション管理士は国家資格で、マンションの管理組合や区分所有者に管理に関する相談や適切なアドバイスを行います。
賃貸経営管理士は国家資格で、賃貸住宅管理業務の資格です。主に賃貸アパートやマンションなどの管理に関する専門家です。
不動産コンサルティングマスターは、不動産に対して経済、金融、建築、税制などの幅広い知識を有する資格です。土地の有効活用や不動産投資など、不動産の調査や分析などのアドバイスができます。
競売不動産取扱主任者は、競売不動産の取り扱いに関する一定の知識や能力を証明する資格です。
税理士は国家資格で、税務の専門家です。不動産投資の確定申告（賃貸に出す場合の賃料設定や、経費など）や、収益事業をしている管理組合や、管理組合法人などが税理士に依頼することもあります。
弁護士は国家資格で、法律の専門家です。マンションでは管理費等の滞納や、売買契約上のトラブル、賃貸や退去のトラブル、騒音トラブルなどのトラブルなどで依頼をすることもあります。
司法書士は、国家資格で登記や供託、訴訟などの法律事務の専門家です。マンションでは主に不動産登記などで関わっています。
一級・二級施工管理技技士は、土木・建築・電気工事・管工事・造園ごとの技術検定です。２級は主任技術者、１級は監理技術者になることができます。マンションの建築や修繕などに関わっています。
一級・二級建築士は国家資格で、建物の設計や工事監理業務をします。一級建築士は設計する建物に制限はなく、二級建築士は木造3階建でまでの設計ができます。
防火管理者は、マンションの防火（防災）管理業務の責任者です。火災が発生しないように消防計画を立てたり必要な業務を行います。共同住宅では防火管理者が必要とされています。
消防設備士、消防設備点検資格者は、消防用設備等の点検を行うことができます。マンションなどでは定期点検が義務付けられています。
マンション維持修繕技術者は、マンションの維持や修繕に関して一定水準の技術を有する資格です。マンションの調査や診断、修繕計画など、修繕に関する専門家です。
電気主任技術者は国家資格で、第１種〜第３種に分類されています。電気設備の保守や監督を行います。マンションにある自家用電気工作物の定期点検は電気主任技術者が行うことが義務付けられています。
マンションリフォームマネージャーは、主にマンションの専有部分のリフォームの設計や企画、提案をするための知識を有する資格です。
給水装置工事主任技術者は国家資格で、給水装置の設置、変更、撤去などを行います。給水工事主任者の指導がなければ給水装置の工事を行うことができません。
宅地建物取引士は国家資格で、不動産の専門家の資格です。マンションの売買契約に係る重要事項説明書や契約書などへの記名押印をするのに必要な資格です。